「年金って結局いくらもらえるの?」
これは多くの方が気になるポイントです。
ただ、年金額は人によってバラバラで、「みんな同じ金額」というわけではありません。
この記事では、年金額の決まり方を初めての方にもわかりやすく解説します。
1. 年金額は2階建てで決まる
日本の年金は「2階建て」の仕組みになっています。
① 1階部分:国民年金(老齢基礎年金)
→ 全国民が対象
② 2階部分:厚生年金(老齢厚生年金)
→ 会社員・公務員が対象
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- 自営業 → 1階のみ
- 会社員 → 1階+2階
つまり、会社員の方が年金額は多くなる傾向があります。
2. 国民年金はいくらもらえる?
国民年金(老齢基礎年金)は、比較的シンプルです。
- 年額:約80万円前後
- 月額:約6万〜7万円程度
※年度により変動し、令和8年度は月額70,608円(満額の例)です。
どうやって決まる?
ポイントは「納めた期間」です。
- 20歳〜60歳までの40年(480か月)すべて納付 → 満額
- 未納や免除がある → その分減額
例
- 40年すべて納付 → 約80万円
- 30年しか納付していない → 約60万円
👉 「何年払ったか」で決まるのが特徴です
3. 厚生年金はいくらもらえる?
厚生年金は少し複雑です。
ポイントは2つ
- 給料(報酬)
- 加入期間
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- 給料が高い人 → 年金も多い
- 長く働いた人 → 年金も多い
目安(あくまで一例)
- 平均年収400万円で40年勤務
→ 年間90万〜120万円程度(厚生年金部分)
※家族構成など、個人差が大きいため、あくまで参考レベルです
合計すると?
例えば会社員の場合
- 国民年金:約80万円
- 厚生年金:約100万円
👉 合計:約180万円(年額)
👉 月額:約15万円前後
4. 実際の年金額は人によって大きく違う
ここが重要なポイントです。
年金額は次のような要素で変わります。
① 働き方の違い
- 自営業中心 → 少なめ
- 会社員期間が長い → 多め
② 給料の違い
- 高収入 → 年金も増える
- 低収入 → 年金も少なめ
③ 未納・免除の有無
- 未納がある → 減額
- 免除も一部反映されるが満額ではない
④ 受給開始年齢
- 繰上げ → 減額
- 繰下げ → 増額
👉前回の記事の内容がここに影響します
5. 自分の年金額を知る方法
「自分はいくらもらえるのか?」は、実際に確認することができます。
方法①:ねんきん定期便
毎年送られてくるハガキです
- 50歳未満 → これまでの実績
- 50歳以上 → 将来見込み額
方法②:ねんきんネット
インターネットで確認できます
- 将来の年金額の試算
- 条件変更(退職・収入変化など)も可能
👉実務では「ねんきんネット」を使うケースが多いです
6. 実務でよくある注意点
① 「思ったより少ない」というギャップ
相談で非常に多いのがこれです。
- 想像 → 月20万円くらい
- 実際 → 月10万円前後
👉事前に把握しておくことが重要です
② 未納期間の見落とし
- 学生時代の未納
- 転職時の空白期間
👉後から気づくケースが多いです
③ 加入記録の漏れ
- 転職が多い人
- 昔の会社の記録が抜けている
👉これは将来の年金額に直結します
【実務的アドバイス】
年金額は「後から増やすのが難しい」制度です。
だからこそ、
- 今の時点でいくら見込みがあるか
- 不足があるならどう対策するか
を早めに把握することが重要です。
特に
- 未納の追納
- 任意加入
- 働き方の見直し
などは、将来の金額に影響します。
7. まとめ
年金額のポイントを整理すると
- 国民年金 → 加入期間で決まる
- 厚生年金 → 給料+期間で決まる
- 人によって大きく差が出る
そして、
👉老後は年金だけで生活出来ると考えている方も一定数いらっしゃるため、「自分はいくらもらえるのか」は必ず確認しておき、老後破綻しないための人生設計が一番大切です。
【次回は】
次は、
「障害年金とは?対象者やもらえる条件をわかりやすく解説」
について解説していきます。

