「年金ってどうせもらえないんでしょ?」
「働いてたら障害年金は無理だよね?」
こうした“なんとなくのイメージ”で判断してしまう方は非常に多いです。
しかし実際には、誤解によって
👉 本来もらえるはずの年金を逃しているケースもあります。
この記事では、年金制度のよくある誤解を5つに絞って、わかりやすく解説します。
① 老齢年金は65歳からしかもらえない
これは非常に多い誤解です。
正しくは?
👉 年金は65歳より前や後でも受け取ることができます
具体例
- 60歳から繰上げ受給(減額あり)
- 75歳まで繰下げ受給(増額あり)
② 障害年金は働いているともらえない
これも非常に多い誤解です。
正しくは?
👉 働いていても年金を受け取れる場合があります
障害年金の支給要件に「働いていないこと」は定められていません。
実務ポイント
「働いているから無理」と判断して、
👉相談すらしていないケースが多いです
③ 保険料を払っていないと一切もらえない
これも半分正しくて、半分間違いです。
正しくは?
👉 一定の条件を満たせば、未納があっても受給できる可能性があります
ポイント
・老齢年金
保険料納付済み期間と免除期間を合わせて10年以上
・障害年金
直近1年未納なし又は、加入期間の2/3以上納付
👉 免除期間は受給期間の計算においては「納付したもの」として扱われます
実務ポイント
- 未納と免除の違いを理解していない
👉これが原因で誤判断するケースが多いです
④ 障害年金は障害者手帳がないともらえない
これも非常に多い誤解です。
正しくは?
👉 障害年金と障害者手帳は別制度です
つまり
- 手帳がなくても受給できる可能性あり
- 手帳があっても受給できない場合あり
判断基準
👉 日常生活や仕事への支障の程度
実務ポイント
- 「手帳がないから無理」と思い込んでいる人が多い
👉実は対象になるケースも少なくありません
⑤ 年金は自動でもらえる
これも大きな誤解です。
正しくは?
👉 年金は原則「請求しないともらえない」制度です
対象
- 老齢年金
- 障害年金
- 遺族年金
すべて請求が必要です
実務ポイント
- 老齢年金は日本年金機構から案内が送られてきますが、障害年金、遺族年金は案内は来ません。制度を知らずに請求しない結果、支給要件に該当してるにも関わらず、1円も受け取っていないケースが非常に多いです。
【実務的に一番伝えたいこと】
ここまでの誤解に共通しているのは、
👉 「知らないだけで損をする」制度であることです。
年金は、
- 自分で調べる
- 正しく理解する
ことで結果が大きく変わります。
⑥まとめ
今回の内容を整理すると
年金制度のよくある誤解5選
- 老齢年金は65歳からしかもらえない → ❌
- 働いていると障害年金はもらえない → ❌
- 保険料を払ってないともらえない → ❌(条件あり)
- 手帳がないともらえない → ❌
- 自動でもらえる → ❌
そして一番大切なのは
👉 「自分が対象になるかもしれない」と考えること
です。
【次回は】
老齢年金の上乗せの制度である「付加年金」について、分かりやすく解説していきます。

